久 保 百 恵 君
岡 田 英 君
日 當 正 男 君
高 山 元 延 君
三 浦 博 司 君
上 条 幸 哉 君
苫米地 あつ子 君
田 端 文 明 君
夏 坂 修 君
工 藤
悠 平 君
藤 川 優 里 君
小屋敷 孝 君
壬 生 八十博 君
豊 田 美 好 君
松 橋 知 君
森 園 秀 一 君
寺 地 則 行 君
冷 水 保 君
伊 藤 圓 子 君
山 名 文 世 君
立 花 敬 之 君
坂 本 美 洋 君
五 戸 定 博 君
吉 田 淳 一 君
欠席議員(なし)
──────────────────────────────────────
出席理事者
市長 熊 谷 雄 一 君
副市長 佐々木 郁 夫 君
副市長 石 田 慎一郎 君
総合政策部長 中 村 行 宏 君
まちづくり文化スポーツ部長 前 田 晃 君
総務部次長兼秘書課長 久 保 朝 生 君
──────────────────────────────────────
出席事務局職員
事務局長 田 中 一 美
次長兼
議事調査課長 榊 原 正 克
副参事(
議事調査グループリーダー) 山 道 隆 央
主幹 八木橋 昌 平
主査 中 嶋 拓 史
主査 安 藤 俊 一
主事 石 橋 梨 乃
──────────────────────────────────────
午後1時00分 開会
○寺地 議長 これより
議員全員協議会を開きます。
理事者から
未来共創推進戦略2023案及び八戸市
中心市街地まちづくりビジョン2023案について説明をいたしたいとの申出がありますので、これを受けることにいたします。
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1
未来共創推進戦略2023(案)について
○寺地 議長 初めに、
未来共創推進戦略2023案について説明願います。
◎熊谷 市長 皆様、本日は
お忙しいところお集まりいただきまして、大変ありがとうございます。
また、
議員各位には常日頃から市勢発展のために多大なるお力添えを賜り、重ねて御礼申し上げます。
令和5年度の
市政運営の考え方と重点事業について取りまとめた
未来共創推進戦略2023案につきまして、
タブレットの資料に基づき、その概要を説明申し上げます。
なお、戦略案の本体につきましては、別添データにて保存しておりますので、後ほど御覧いただければと存じます。
それでは、
タブレットの右下に表示されております
ページ番号の2ページを御覧願います。
未来共創推進戦略2023は、第7次八戸市
総合計画の計画期間における各年度の
まちづくりの成果を最大限に高めるため、喫緊の
重要課題や未来を創造するための
重要課題の解決に向けた取組に、予算等を重点的に投入するとともに、その取組を市民に分かりやすく伝え、市政に対する理解と共感を得ながら、市民と共に八戸の未来を創る令和5年度の
まちづくり戦略であります。
3ページを御覧願います。
令和5年度の
市政運営の考え方でありますが、地域を取り巻く環境は、人口減少や少子化の進行に加え、昨今の感染症や物価高騰など、多岐にわたる課題が山積しており、それぞれの課題に即した柔軟かつ適時的確な対応が求められております。
そのため、令和5年度は、今後も
感染拡大が懸念される
新型コロナウイルス感染症から市民の命を守る対策に万全を期すとともに、国が本年5月に、
感染症法上の分類を見直すことを踏まえ、
コロナ禍前の日常を取り戻すための支援や、
コロナ禍により落ち込んだ
地域経済の再生と活性化を迅速に推し進めてまいります。
また、市民が安心して子どもを産み育てることができるよう、
子育て世帯への
経済的支援をはじめとする多彩で豊富な
子育て支援を総合的に提供する
子どもファーストの推進を強化してまいります。
さらに、災害や危機に強い安全安心で暮らしやすいまちの実現を図るため、日本海溝・
千島海溝沿いの
巨大地震による
津波浸水想定区域からの迅速かつ円滑な避難対策や頻発する豪雨災害などへの対策を強化するほか、当市の明るい未来を創り上げていくため、
デジタル社会の形成や、SDGs・
グリーン社会の推進といった新たな時代の動きへの対応、
中心市街地の
にぎわい創出や
スポーツ・文化、観光による魅力と活力あふれるまちの実現に向けた対応、年齢や性別、障がいの有無などにかかわらず、誰もが活躍できる
地域社会の実現と高齢化への対応、官民連携などによる
地域社会の活性化と
持続的発展に向けた対応、
市民サービスの向上と
行財政運営の効率化に向けた対応といった
重要課題の解決に向けて、取組を着実に進めていく必要があります。
令和5年度は、こうした
重要課題が山積する中での
市政運営となりますが、将来にわたって持続可能な
地域社会を実現していくため、第7次八戸市
総合計画に基づき、総合的かつ計画的な
市政運営を着実に推進していくとともに、これら
重要課題の解決に向けた取組を9つの戦略として位置づけ、重点化し、
総合計画の6つの政策の枠を超えて、
政策間連携の
相乗効果を発揮させながら、取組を戦略的に展開してまいります。
また、
総合計画及び戦略に基づき展開する事業の推進に当たっては、市民との対話を重視し、市政への理解と共感を得ながら限りある
行財政資源の有効活用を図るとともに、利便性や業務効率を高めるため
デジタル技術を効果的に活用してまいります。
4ページを御覧願います。
前述した
重要課題の解決に向けて、令和5年度は、一覧に記載している9つの戦略を着実に進めていくとともに、付随する
プロジェクトや事業間での連携を図りながら、効果的に推進してまいります。
5ページを御覧願います。
ここからは、戦略ごとの各
プロジェクトの主な事業をお示しするとともに、その
プロジェクトの効果を最大限に高めるために、令和5年度において新たに取り組む事業や拡充する事業の一部を御説明してまいります。
まず、戦略1、
新型コロナウイルス感染症対策と
コロナ禍前の日常の回復でありますが、先ほど
市政運営の考え方でも述べたとおり、今後も変異株への置き換わり等によって
感染拡大の波が訪れることが考えられる一方で、国は本年5月に、
感染症法上の分類を見直すこととしており、令和5年度は、感染症の流行から市民の命と暮らしを守るため、
感染拡大に備えた
医療提供体制の確保や
コロナ禍前の日常を取り戻すための
プロジェクトを展開してまいります。
なお、資料に記載している事業のうち、赤の下線を引いている事業については、個別に事業内容を御説明させていただくものでございます。
6ページを御覧願います。
高齢者等バス特別乗車証無償化事業は、令和5年度中に更新・新規取得する
高齢者等バス特別乗車証を無償とするもので、本事業により、高齢者や障がい者の交流や活動を促進し、
コロナ禍前の日常の回復を図ってまいります。
7ページを御覧願います。
戦略2、
産業都市八戸の更なる
経済活性化の推進でありますが、
コロナ禍により大きな影響を受けた中小企業や
小規模企業の安定経営や事業の成長を促すことで、
地域経済の再生、回復を図るとともに、新産業の創出や経済活動の好循環により
産業都市八戸のさらなる活性化を図るため、
地域経済の再生と産業力の強化や、ハマの活力を取り戻す水産業の再興に関する
プロジェクトを展開してまいります。
8ページを御覧願います。
八戸市
次世代エール商品券発行事業は、未来を担う
子どもたちを対象とした
プレミアム商品券を新たに発行するもので、本事業により消費喚起による
地域経済の再生と
子育て世帯への支援の充実を図ってまいります。
9ページを御覧願います。
コロナ借
換融資信用保証料補助金は、市内に住所を有する
個人事業者や市内に本店登記をしている法人を対象に、青森県が実施しているいわゆる
コロナ融資等の借
換融資制度の利用に係る
信用保証料を、本年3月より市が全額補助するもので、本事業により、
コロナ禍により影響を受けた
市内中小企業者の経営の安定化を図ってまいります。
10ページを御覧願います。
戦略3、持続可能なより良い社会の実現でありますが、国が取組を加速させているグリーントランスフォーメーションやデジタルトランスフォーメーションのほか、世界的に取組が進められているSDGsといった新たな時代の動きへの対応を当市においても加速させることで、持続可能なよりよい社会を実現するため未来を見据えたSDGsや
グリーン社会の推進、時代に即した
デジタル社会の形成に関する
プロジェクトを展開してまいります。
11ページを御覧願います。
公共施設への
キャッシュレス決済の導入でありますが、先ほど
市政運営の考え方でも述べたとおり、
総合計画及び戦略に基づき展開する事業の推進に当たっては、利便性や業務効率を高めるため、
デジタル技術の効果的な活用を図っていくとの考えのもと、行政窓口での
キャッシュレス決済の導入をはじめ、
市民サービスや行政事務の
デジタル化を推進してまいります。
12ページを御覧願います。
戦略4、個性豊かな魅力ある
まちづくりの推進でございますが、魅力と活力あふれるまちを実現するため、令和5年度は新たに
中心市街地賑わい創出プロジェクトを本戦略に位置づけ、重点的に取り組むとともに、
スポーツ・文化の力を生かしたまちの魅力創出や、地域資源の魅力を生かした関係人口、交流人口の拡大に関する
プロジェクトを展開してまいります。
13ページを御覧願います。
戦略5、安全安心で人にやさしい
まちづくりの推進でありますが、
巨大地震や異常気象による災害、予期せぬ交通事故、さらには犯罪による脅威から市民の命と暮らしを守り、人にやさしい住みやすいまちを実現するため、災害や危機に強い安全な
地域づくりと暮らしやすい
住環境づくりを推進する
プロジェクトを展開してまいります。
14ページを御覧願います。
津波避難施設の整備等に関する
基本方針策定事業は、日本海溝・
千島海溝沿いの
巨大地震により、
津波浸水想定区域が拡大したことを受け、当市における
津波避難施設等の整備方針を新たに策定するもので、本事業により市民の命を守る
津波防災対策を強化してまいります。
15ページを御覧願います。
戦略6、
子どもたちの明るい未来創出と地元定着・人材還流の促進でありますが、少子化や人材流出による人口減少は、当市の未来を切り開く上で、特に克服すべき課題であり、令和5年度は
子育て世帯への経済的な支援や、妊娠期から子育て期の切れ目ない寄り添い支援といった多彩で豊富な
子育て支援を総合的に提供する
子どもファーストを強力に推進するとともに、地元定着や人材還流の促進を図るため多くの人から選ばれる
地域づくりを推進する
プロジェクトを展開してまいります。
16ページを御覧願います。
子ども医療費助成事業でありますが、令和5年度は従来からの
子ども医療費の所得制限を撤廃し、令和6年1月の診療分から中学生までの入院及び
通院医療費と高校生の
入院医療費の窓口負担を全額助成いたします。これにより、新たに約1万人の
子どもたちが
医療費助成の対象に加わり、
子育て世帯の
経済的負担を軽減し、
子どもたちが安心して必要な医療を受けられるよう支援の充実を図ってまいります。
17ページを御覧願います。
母子健康診査事業でありますが、
子育て世帯の経済的な負担を軽減するため令和5年度から赤ちゃんの健診に関する助成を拡充し、1歳までに行う各種健診等の費用を無償とするとともに、育児等に関する相談の機会を確保することで赤ちゃんの健康と健全な発育を守ってまいります。
18ページを御覧願います。
病児保育ネット予約サービスの導入でありますが、本事業は
病児保育の
インターネット予約サービスを県内で初めて導入するもので、本事業により体調不良で保育所等に通えない子どもを一時的に預かる
病児保育の空き状況の確認や登録、予約の手続が
スマートフォンから容易にできるようになり、利便性が飛躍的に向上するものと考えております。
19ページを御覧願います。
戦略7、多様な人々が活躍できる共生社会の実現でありますが、若者や女性、高齢者、障がいの有無などにかかわらず、多様な人々が自分らしく活躍できる
地域社会を構築するため、誰もが活躍できる
地域社会づくりと誰一人取り残さない温かい
社会づくりの推進に関する
プロジェクトを展開してまいります。
20ページを御覧願います。
八戸市まちの
魅力創生ネットワーク会議運営事業でありますが、本事業は、若者や女性の視点を生かした魅力的な
まちづくりについて調査検討する八戸市まちの
魅力創生ネットワーク会議からの提言を受け実現を図っていくもので、令和5年度は、資料に記載している取組の充実により、
子育て世帯をはじめ、若者や女性にとって魅力あるまちの実現を図ってまいります。
21ページを御覧願います。
戦略8、市民力と連携の
相乗効果を活かした地域の活力創出でありますが、地域課題が多様化、複雑化する中、個性豊かで住みよい地域を持続していくため、市民一人一人の力を結集するとともに、多様な主体との連携による
相乗効果を生かし、地域の活力を創出するため地域の総合力を高める官民連携や相互の強みを生かした
自治体間連携に関する
プロジェクトを展開してまいります。
22ページを御覧願います。
最後に、戦略9、
市民目線の
まちづくりの推進と
自治体ガバナンスの強化でありますが、ライフスタイルの変化や価値観の多様化、日常生活における
デジタル技術の進展により
市民サービスに対するニーズが変化し続けている中、
市民目線に立った
まちづくりを進めるため、市民の市政への理解と共感を促す
行政サービスの質の向上に関する
プロジェクトを展開するとともに、自治体の
ガバナンスを強化するため、経営感覚を持った
行財政改革の推進に関する
プロジェクトを展開してまいります。
23ページを御覧願います。
市政情報発信力の強化事業は、広報はちのへを全面リニューアルし、市が推進する
重点施策等を
市民目線の記事でお知らせするほか、新たに子どもや子育てに関する特集記事の連載を開始するとともに、
フルカラー化によるめり張りのある紙面とするもので、本事業により市民の皆様に市政情報を分かりやすくお伝えし、市政に対する理解と共感のさらなる深化を図ってまいります。
未来共創推進戦略2023案の説明は以上でありますが、これらの取組を着実に進め八戸の輝く未来を切り開いてまいります。
議員各位には、引き続き、
市政運営にお力添えを賜りますようよろしくお願いを申し上げ、
未来共創推進戦略2023案の説明を終わります。
○寺地 議長 ただいまの説明に対し御質問等ありませんか。
◆久保〔し〕 議員 今詳しく説明していただいて、水産業はあるんですけれども、
農林畜産業の振興というところは私、見落としたかもしれませんけれども、何かありましたでしょうか。
◎中村
総合政策部長 質問にお答えいたします。
今年度の
未来共創推進戦略においては、
農林水産業の
プロジェクトの1つとしては入ってございません。ただし、やらないということではなくて、基本の
市政運営は先ほど市長が申し上げましたとおり、第7次八戸市
総合計画に基づきまして着実に進めていくと。その中で限られた予算を効率的に使っていくために、強化する事業として
未来共創推進戦略の事業を掲げております。当然にして、第7次
総合計画の中には農林業の振興も入っておりますので、そちらの事業として進めてまいるものでございます。
以上でございます。
◆久保〔し〕 議員 分かりました。ただ、重点項目の中にはやはり入れたほうがよかったのではないかと思ったので意見とさせていただきます。
○寺地 議長 ほかに御質問はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○寺地 議長 ないようですので、以上で
未来共創推進戦略2023案についての説明を終わります。
──────────────────────────────────────
2 八戸市
中心市街地まちづくりビジョン2023(案)について
○寺地 議長 次に、八戸市
中心市街地まちづくりビジョン2023案について説明願います。
◎熊谷 市長 それでは、八戸市
中心市街地まちづくりビジョン2023案について御説明いたします。
この
ビジョンは、第3期八戸市
中心市街地活性化基本計画が、令和5年度をもって終了することを踏まえ、来年度策定する第4期計画の基礎となるとともに、おおむね向こう10年間の
中心市街地の
まちづくりの指針として定めるものです。
ビジョンの策定に当たっては、
市民アンケートのほか、
商業者団体や福祉団体、
交通関係者など幅広い分野、団体の皆様と意見交換を重ね、いただいた御意見を基に課題等を整理いたしました。
また、これまでの取組の成果を踏まえながら、
中心市街地が持つ様々な可能性に改めて目を向けるとともに、昨今の環境変化や時代のニーズを見据えながら
まちづくりの目指す方向性を整理いたしました。
具体的には、1つ目として、人々の暮らし、活動や交流が中心にある人が主役の
まちづくりを、2つ目として、歴史や
中心市街地の強みや個性といった八戸らしい地域性を活かした
まちづくりを、3つ目として、産業が息づき
社会的役割を担い発展し続ける活力ある経済と
社会づくりを、4つ目として、多様な主体が知恵を出し合い役割を担う参加と連携をベースとした
横断的マネジメントが機能する
まちづくりの4つの観点を柱として打ち出しました。
また、
ビジョンや第4期
基本計画の推進に当たっては、市をはじめ
八戸商工会議所、
株式会社まちづくり八戸、
中心市街地の
商店街団体や、八戸市
中心市街地活性化協議会といった各主体が中心となって、役割分担と情報共有による連携をこれまで以上に図ることが肝要であり、その
推進体制につきましても記載いたしました。私といたしましては、
中心市街地活性化のこれまでの取組を踏まえながら、新たな
まちづくりに向け官民が連携し、一体となって諸問題に取り組むことで
中心市街地を価値ある地域の資産として次世代に引き継ぐための
まちづくりビジョンにしてまいりたいと考えておりますので、議員の皆様からの御指導と御協力につきまして、よろしくお願い申し上げます。
なお、
ビジョン案の詳細につきましては、
まちづくり文化スポーツ部長から説明させます。
私からは以上でございます。
◎前田
まちづくり文化スポーツ部長 それでは、私からは、
タブレットに配信をしております資料に沿って御説明を申し上げます。
タブレットのページでは25ページとなりますが、
当該ビジョン資料の1ページを御覧いただきたいと思います。
目次に記載のとおり、
ビジョンの構成は6ページ6項目ですが、1ページ目には、
中心市街地の歴史的なあらましと
ビジョン策定の趣旨を、次の2ページを御覧いただきまして、こちらのほうではこれまでの取組や成果として、
東北新幹線八戸開業のインパクトから、
中心市街地活性化基本計画形成事業による成果を、また、八戸市全体の
都市計画としてコンパクトアンドネットワークの都市構造を目指す
立地適正化計画における
中心市街地の位置づけを説明しております。
次の3ページを御覧ください。
こちらのページでは、今回の
ビジョンの策定に向け
中心市街地に居住する
市民アンケートをはじめ様々な団体との意見交換、まちの
魅力創生ネットワーク会議の提言書などの声を取り上げた上で、資料右側にあるように4つの考えるべきテーマとして整理しております。
その1つ目ですが、来街や利用目的の多様化とそれぞれの立場の利用者の満足度の向上という観点、2つ目として、どこにでもある没個性の街にならないようここにある魅力、ここにしかない魅力を活かすという観点、3つ目は、
デジタル化や社会の
持続可能性といった時代の変化への適応の観点、4つ目は、具体的に取組を推進する
体制づくりの観点にまとめております。
次に、4ページでございますが、先ほどの4つの考えるべきテーマへの対応として、市長から御説明したとおり、
まちづくりの目指す4つの方向性を整理しております。
それぞれの方向性に基づく具体的な取組については、市民の皆様の御理解が深まるよう推進を想定する具体的な取組として例示の説明を加えてございます。
次に、5ページを御覧ください。
ここでは先ほどの4つの目指す方向性を基に、
中心市街地活性化基本計画のエリア内での面的な取組の方向性を整理して示しております。
まず、人が主役の
まちづくりとの関連性が強い面的な2つの推進軸として、歩くことが楽しい人中心の
ウオーカブル推進エリアと、様々なアクティビティーが可能な公園・広場の
利活用推進エリアを定めました。右の図面は、橙色の点線が
ウオーカブル推進エリア、緑色の太い点線で囲まれたのが公園・広場の
利活用推進エリアとなります。
また、
ウオーカブル推進エリアのエリア別の方向性を示しておりますが、特に
中心部エリアにおいて、複数の用途を持つ民間再開発事業を誘導する方針を打ち出しております。
最後に、6ページを御覧ください。
市長から御説明申し上げたとおり、
ビジョンを実施、実現していくための
推進体制を示しております。
各主体の主な役割としましては、市は公共事業や
公共的観点からする民間事業の支援など、
商店街組織は、魅力ある
商店街づくりなどを、
八戸商工会議所は、新たに立ち上げる組織の中でイベントや
ソフト事業など、
株式会社まちづくり八戸は、公益的なハード・
ソフト事業や
都市再生推進法人としての取組を、八戸市
中心市街地活性化協議会は、総合的に
中心市街地の活性化を進めていくための各主体による協議などの役割を担い、かつ横の連携を図りながら事業を推進することとしております。
以上が
まちづくりビジョンの概要ですが、この
ビジョン案につきましては本日から3月10日金曜日まで
パブリックコメントを実施いたします。この間に寄せられた御意見を基に必要に応じて修正を行い、3月下旬の策定を予定してございます。
私からの説明は以上でございます。
○寺地 議長 ただいまの説明に対し御質問ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○寺地 議長 ないようですので、以上で八戸市
中心市街地まちづくりビジョン2023案についての説明を終わります。
──────────────────────────────────────
○寺地 議長 これをもって、
議員全員協議会を閉じます。
午後1時30分
閉会...